【パーソナルカラリスト】合格体験記

パーソナルカラリスト
杉原 佳代さん

カラリストスクールI.C.I「パーソナルカラリスト講座」修了。 2021年度 JAD優良講座 優秀者表彰式 奨励賞受賞。

人やモノの魅力を「色」で引き出す職業、パーソナルカラリストとは。

自分の自信に繋がった、パーソナルカラーの学び。

この度は、奨励賞に選んでいただき、大変光栄に思うと同時に、身の引き締まる思いです。
今回受賞させていただいたことで、日々学び精進していくことの大切さを、より一層実感しています。
世の中にあるもの全てに色がついていて、私たちは色に囲まれて生活しています。
なかでも、毎日 無意識に選んで身につける服 の 似合う色 が 分かれば、おしゃれがもっと楽に、楽しくなります。
カラー アンダートーン システムを用いた「パーソナルカラー診断」という素晴らしいメソッドで、生まれ持った魅力を引き出し本当に「似合う色」を知って自信を得たことは、私にとって大きな財産です。
学び始めた時に知った私の診断結果は、実は好きな色ではありませんでした。しかし、その後ありのままの自分の個性を受け入れ、ひとつずつ似合う色を取り入れていくようになりました。
成功と失敗を繰り返しながらも自分に似合う色が分かってくると、嬉しい言葉をかけてもらえるようになり、コンプレックスに思っていたことをチャームポイントにできるようになっていました。
今では、私との出会いで思わず、パーソナルカラー診断を受けたくなるような装いを心がけています。そしてパーソナルカラー診断でその人の魅力を見つけ出し、それを引き出すお手伝いをしています。

様々なシーンで活躍するパーソナルカラリスト。

特に、結婚式に着るウェディングドレスやメイクには、パーソナルカラーは欠かせない存在。
それは、自分という素材を活かして輝かせてくれるウェディングドレスやメイクで「素敵に見られたい」という花嫁の願いはみな同じだと思うからです。
色が豊かと書いて「艶(つや)」。パーソナルカラーを身につけることで、誰もが自分の個性を輝かせることができます。

また、ビジネスシーンでは、営業トークがどんなにうまくても、似合わない色を身につけていることで、印象が悪くなり損をしていることがあります。
社員は会社の顔ですから、パーソナルカラーを身につけることで好感が持たれ、信頼感へとつながりビジネスチャンスを広げることができます。
私が行うセミナーでは、様々なビジネスシーン別に、色がもたらす効果を活かし、印象をコントロールすることができるということもお話しています。
ある営業マンの方が、診断後早速、相手の視界に常に入るネクタイにパーソナルカラーを取り入れられると、お客さまから「そのネクタイの色よく似合っているね」とお褒めの言葉をかけられるようになったと、嬉しそうにお話をしてくださいました。色は、人と人とをつなぐコミュニケーションツールなのだと改めて感じます。

カラーの仕事をしているなかで、2016年に、先代の父から家業である塗装業を受け継ぎました。カラー アンダートーン システムを学んだことで、色のアンダートーンを合わせる考え方が塗装の色の組合せにも非常に役立っています。
新築後はじめての塗り替えで、外壁の色をグレーとベージュどちらにしようか迷っているお客さまの打ち合わせをさせていただいたことがあります。ブラウンの屋根、既存のサッシや玄関のドアのブロンズの色を考慮し、同じイエローアンダートーンのベージュをおすすめしました。変に目立ちすぎず、地域になじむようにというご希望にもマッチし、「新築のように生まれ変わり、想像以上に感動しました」と大変励みになる嬉しい言葉をいただきました。
塗装には塗装の知識や技術力だけではなく、ハーモニーを奏でる色のアンダートーンを合わせた配色も重要なポイントであることを痛感した事例でした。

暮らしに華を添える仕事を。

塗装業界では価格競争が激しくなっていますが、ぶれない自分がいます。
それは、15年前にカラリストスクール・ワムI.C.Iの認定講師試験の合格者に贈られた「矜持(きょうじ)」という言葉が、心の支えになっているからだと思います。
これからも色彩学を武器に、センスが光る塗装で住まいを彩り、眠っている魅力を輝かせるパーソナルカラーで人を彩り、色で暮らしに華を添えていきたいと思います。
本日は、表彰誠にありがとうございました。