パーソナルカラリスト
湊 加奈子さん
今後はさらに知識を深め、学んだことを自らに活かし実践していきたいと思います。
『パーソナルカラー』とは、「自分に似合う色」であり、「自分を輝かせてくれる色」です。
似合う、輝くというのは、例えばその色を身に付けることによって顔色が良く見え、肌が艶々して見えたり、目がキラキラ輝いて見えたりするということです。
その結果、表情が輝いて見え、雰囲気が明るくなり、全体的に生き生きとして見えるのです。
自分のパーソナルカラーは、自身がもつ肌や髪、目や唇などの色や質感、パーツの特徴などを基に診断していきます。
講座では、色に関する知識やCUS(シーユーエス)配色の理論から勉強を進め、最終的にはドレープと呼ばれるテストカラーの色布を用いて、人に対してパーソナルカラー診断を行い、似合う色や配色、ファッションのアドバイスを行うという所まで学びました。
その中で、学んだことを活かし、実際に5人の診断をするという課題がありました。
私はそのうちの1人として祖母を診断しました。
祖母は今84歳で、普段は茶色や紺、グレーなどの落ち着いた、少し地味な色の服を着ています。一枚一枚テストカラーを胸元に持っていき、顔色や肌の質感、目の輝きといった見え方を確認しながら診断していきました。
すると、ラベンダーや藤の花のような少し白みがかった明るい紫や、淡い赤紫色、ローズピンクといった色を当てた時、祖母の顔は、頬が血色良くふんわりとピ ンクに染まり、肌がいつも以上に色白に見えました。
さらに雰囲気が華やかになり、上品に見えたのです。
そのことを伝えるととてもうれしそうな笑顔を見せて くれました。
私はこの課題に取り組むことにより、似合う色を身に付けた時の肌や髪などの見え方の変化を客観的に実感できました。
それと共に、自分の診断や掛けた言葉によって、表情が明るくなったり、喜んでくれたりすることがとても嬉しく、やりがいを感じました。
カラリストスクール・ワムI.C.Iでパーソナルカラーを学ぶことで、知識として覚えるだけでなく、実際に作業を行い理解する、診断をして学ぶといったことができ、人に喜んでもらう喜びを得られたことが非常に有益だったと思います。
私は昔から「色」そのものに興味があり、もっと色について詳しくなりたいと色に関する本を読んでいました。
その中でパーソナルカラーと出会いました。パー ソナルカラーに触れてからは、「色」によって自分を表現したり、より自分らしさを出せるようになりたいという思いをもちました。
そして学びを深めるほど に、色によって自分が輝き、心地よく過ごすのはもちろん、家族や友人、周りの人にも色の楽しさを知ってもらいたい、似合う色を見つけ、より輝いてもらえる ような提案をしてみたいという思いが増してきました。
学びにおいて私が大切だと思っていることが二つあります。
「目標を明確にすること」と「楽しむこと」です。
何のためにしているのか、どういう自分になりたいのかといった目標を持って取り組むのとそうでないのとでは、得られるものやその密度が違ってきます。
また、課題や試験勉強などで大変だなぁと思ったり、時間に追われたりしたこともありましたが、好きだという気持ちがまずあるため、学習を楽しむ事ができ、取り組み始めると面白くなったり、集中したりできました。
私は今、パーソナルカラー検定2級試験にチャレンジし、資格を取得しましたが、今後はさらに、知識を深め、診断スキルを磨き、人にも似合う色やファッ ションを提案し、学んだことを自らに活かし実践していきたいと思います。
そして、その人の生活や人生も輝くような1級パーソナルカラリストを目指し、日々 精進していきたいと思っています。