インテリアコーディネーター
福井 真美さん

受講しようと思ったキッカケ
私は町田ひろ子アカデミーというインテリア専門学校の全日制コースに2022年から1年間通っておりました。
今は輸入照明の日本代理店で営業をしておりますが、もともとはインテリア業界ではなく、人材業界という異業種で、新卒から15年ほど営業や編集・企画職として働いていました。人材業界の中でも、転職支援に関連するお仕事だったので、異業種から異業種への転職ハードルの高さは誰よりも知っているつもりだったので、当時は、インテリアは好きだけど、未経験でインテリアのお仕事に就けるイメージはなく、あくまでも趣味という気持ちが強かったです。
そんな私がインテリア業界で働くことをリアルに意識し始めたのは、町田ひろ子アカデミーのHPを見たことがきっかけでした。当時、コロナ禍で働き方が180度変わり、先の見えないフルリモートワーク生活をしていました。家にいる時間も長くなり、これからのキャリアや、家族との関係も内省する機会が多くなり、転職という2文字をうっすら意識し始めていました。
そんな中、たまたま見つけたのが町田ひろ子アカデミーHPでした。そこに記載されている高い就職支援率と、全日制のインテリアコーディネーター資格取得支援の文言、同じく未経験から挑戦し就職された卒業生のコメントは、とても魅力に感じ、挑戦しようと思うスイッチが入りました。
無事入学を決め、在籍中は、現役で活躍する先生がおしみなく、体験談も含めて、インテリア業界のいろはを教えてくださりました。教科書の文字だけでは得られない、こんな失敗があった、こんなことがお客様に喜ばれたという生の声は何よりも印象に残っています。一方で、座学も大事だという気持ちがあり、インテリアコーディネーター資格の勉強は必死に取り組みました。体系的な知識は、異業種転職をこれから控える自分にとって、大きな支えになると思ったからです。ただそうはいっても、一人で勉強するのは大変です。ですが、町田ひろ子アカデミーの全日制コースでは、資格取得支援の講座があり、先生からの教えはもちろん、学生同士で試験対策をすることができたのも、とても良かったです。
就業までの経緯
充実した1年を過ごし、就職活動に入りましたが意識したのは「どんな会社や職種でもよいので、まずはインテリア業界にステップインすることが大事!」という担任の先生の教えでした。
ですので、これと一つに絞らず、どんな企業・職種でも、そこからチャレンジするという気持ちで、幅広く就職活動した結果、自分が好きだった照明ブランドを扱う今の現職とご縁あり就職にいたりました。
また、未経験ではあるけれど、私には「頑張ってきた1年がある」「資格取得で得た知識がある」、と胸を張って言えるカリキュラムだったことも大きかったです。
就業時、資格学習が活きたこと
輸入照明の代理店で営業という仕事をしているため、照明をどこに取り付けるか、また取付け方そのものについて、お客様に提案・説明することも業務の一つになっています。
インテリアコーディネーター資格では、本当に体系的に網羅的に学習をすることになるので、照明器具の配置・種類だけでなく、いわゆる電流などのより専門的な知識も、事前にインプットがあったことは大変役立ちました。今も勉強中ではありますが、前知識があるとないでは、仕事における導入のスムーズさが違います。
今、資格試験を勉強中の方で、勉強範囲が幅広くて大変!と思っている方がいるとしたら、その知識がどこでどんな風に役立つかは分からないので、一つも無駄なことはないよ!とお伝えしたいです。
今の仕事を通してやりがいを感じること
今は、ドイツ、イタリア、カナダ、チェコの海外ブランドの意匠照明を取り扱っています。日本では珍しいデザインの照明も多く、こんな素敵な照明もあるということを、お客様に知ってもらい、使ってもらえる瞬間が何よりやりがいです。
今後の目標
照明をお家が建つ最後の段階で選びにくる方も少なくなく、そうなると色々な制約で、選択肢がせまくなりがちです。使ってみたい!と思う照明があれば、プラン段階で組み込んでもらえるはず。
なので、照明というエレメントのプライオリティを上げること、そのためには、素敵な照明があることを、沢山発信し、認知してもらえることが今後の目標です。