庭園管理士
竹内 基史さん
実家の庭の管理をきっかけに剪定技術の習得を決意
受講しようと思ったキッカケ。
それは違和感から。
数年前から地方にある、ほぼ空き家状態の実家を管理することになりました。そこにはかなりの広さの庭があり定期的に手入れをしなければなりません。当初は植木や雑草を退治するような気持で手入れをしていました。そして作業が終わった時には戦いを制圧したような気持でした。
しかしそのようなことを数回繰り返しているうちに何か違うなという気持ちになり、剪定について学ぼうと考えるようになりました。そこで出会ったのが日本園芸協会の提供する庭園技能講座でした。
受講を通じて植物との付き合い方を知る。
それは謙虚になること。
植木にはそれぞれ適した剪定方法があります。それを理解していないで自己流で剪定すると木が枯れたり、逆に失われた枝葉を取り戻そうとして勢いよく新しい枝を伸ばし樹形を乱します。それらを上手にコントロールし、植木と折り合いをつけて剪定させていただくという気持ちで臨むのが正しい剪定方法だということを学びました。
植木も生き物なので対話をするような気持で取り組まないとダメだということです。
テキストで知識を深めつつ、独自の学習の工夫。
それは既に整っていた。
講座のテキストは上手に構成されており初心者の私でも無理なく自分のペースで理解していくことができました。A4サイズのテキストはとても見やすく、さらに定期的な習熟度の確認テストもあり特段受講者が学習方法を工夫する必要はないと思います。
一方、樹木の名称を覚えるのに時間がかかりました。公園などを散歩しながら樹木についているネームプレートを見て葉や樹皮の様子をスケッチして特徴を覚えました。
実践を積みながら学びを楽しむ。
それは実践あるのみ。
私は毎晩数時間勉強しましたが、新しい知識を得ていくことはとても楽しかったです。特に意識してモチベーションを維持する必要もありませんでした。
また私の場合は実家へ行って学習したことをすぐに実践することが出来たのも良かったと思います。その結果、予定より早く終了することが出来ました。
新たなチャレンジと実践で技術を磨く。
それは新たな興味。
講座終了後、さらに学びたいと思いYouTubeで関連動画を視聴し勉強を続けています。またチェーンソーや刈払い機、高所作業車の講習を受け、それら機器も扱えるようになりました。
さらに、近所の知人宅の植木も剪定させていただけるようになりました。最初は私で大丈夫かと不安もありましたが経験を積ませていただける事がとてもうれしく精一杯の作業をさせて頂きました。感謝です。
将来の目標の発見。学びが人生を豊かにする。
それは前進すること。
「人生に学び終わりなし」といいます。何歳からでも学び始めることはできます。幸い日本には数多くの通信講座などの学ぶ機会が用意されております。
その中から自分に合ったものを見つけ出し、これからも知識とスキルを上げて人生を楽しんでいきたいと思います。
現在は会社員ですが、将来は植木に携わる道に進もうかとホンキで計画しています。