【インテリアコーディネーター】合格体験記

インテリアコーディネーター
土佐林 美紗希さん

町田ひろ子アカデミー「インテリアコーディネーター専門科」修了。 2021年度 JAD優良講座 優秀者表彰式 優秀賞受賞。

もっとワクワクするやりがいのある仕事へのチャレンジ。

受講しようと思ったキッカケ

私は元々インテリアとは関係のない業界で事務職として働いておりましたが、安定性や労働環境を重視して選んだ職場であったため、日々が漫然と過ぎていく感じがあり、仕事が楽しいと思うことはあまりありませんでした。
20代後半に差し掛かると、一度きりの人生、もっとやりがいを感じて自分自身がワクワクしながら取り組めることに挑戦してみたいという気持ちが強くなっていきました。そのような中で夫の仕事の都合でそれまでの職場を退職することになりましたので、良いきっかけと捉えて町田ひろ子アカデミーへの入学を決めました。
なぜインテリアだったのかというところはいくつかの理由がありますが、一番は実家の両親の影響があります。私の実家は地方で小さな工務店を営んでおり、幼い頃から素敵な住宅や、その時々の最新の建材、住宅設備に触れる機会がありインテリアについても自然と関心を持つようになっていきました。

「インテリアが好き」の気持ちを原動力に。実践形式での学び。

さて、私が町田ひろ子アカデミーで選んだコースは卒業までの2年間、週1日通学する「インテリアコーディネーター専門科」でした。授業が平日ということもあり、クラスには様々なバックグラウンドを持つ幅広い年代のクラスメイトがいました。共通点はとにかくインテリアが好きという点で、授業の時だけでなく学校の外でも一緒にショールームをめぐったり、インテリアについて語り合ったり、属性の違いなど全く感じずに充実した時間をともに過ごすことができました。
学校では年に3回ほどプレゼンテーションの機会があり、プレゼン当日に向けて各自膨大な量の課題をこなしていくことになるのですが、「好きこそものの上手なれ」という言葉がある通り、好きなことを学んでいるからこそクラスメイト皆の意識が非常に高く、より良いプランを作りたいという熱量の強さが大きな刺激となりましたし、特にプレゼン前の追い込みの時期にはクラスメイトの存在が心の支えとなりました。
また、プレゼン課題は、クライアント役の方に要望をお聞きするところから取り組みがスタートするなど、実際の仕事でも即実践できるような実務に即した形で行われるため、プロのインテリアコーディネーターになってからもお客様のために常にベストなプランを追求する姿勢は非常に重要であり、そのためには私たちの「インテリアが好き」という気持ちが大きな原動力になるのだということを学生のうちから体感することができました。

資格試験への挑戦。課題と勉強の両立の難しさ。

続いて資格試験についてですが、インテリアコーディネーターの資格試験は10月に一次試験、12月に2次試験が行われます。
勉強の際に最も苦労したのは学校の課題との両立でした。これまでお話ししてきた通り、インテリアが好きだからこそ妥協したくない、ベストを追求したいという思いが強く、時間が許す限り課題に取り組んでいたいという気持ちでいましたので、折り合いをつけて試験勉強の時間を捻出することが心苦しかったことをよく覚えています。
とはいえ試験で扱う内容は授業で既に習っていたり、課題をこなす中でも自然と必要となる知識が殆どでしたので、課題と試験勉強を並行して取り組んだことは相互に良い影響があり、インテリアに対する理解がより立体的で深いものとなりました。

将来はインテリアコーディネーターを仕事に。ライフステージも学びの場。

さて、最後に今後の目標ですが、元々卒業後はインテリアコーディネーターとして働くことを希望していましたが、子供を授かりこの春に出産をすることになりましたので、まずは出産に専念し、良きタイミングでICの仕事にチャレンジしたいと考えています。
少しブランクはできてしまいますが、ICの仕事の素晴らしい点は育児などのライフイベントや生活経験も糧として実務に役立てることができる点です。子育てをするママや赤ちゃんにとって暮らしやすい住空間とはどのようなものなのか?新たな学びの機会を得たと捉え、町田ひろ子アカデミーで得た学びとも合わせて、将来の仕事に生かしていきたいと考えています。