男性が多い業界の中で、女性の活躍できるポイントを見つけ、女性の活躍を推進していかれた経緯や「賢く美防災」に関するご自身のプロジェクトについて多くお話をされていました。
講演の中で、特に伝えたかったポイントはなんですか?
町田 「女性のキャリア形成においては、3つのポイントがあります。
1つ目は、『発信し続けること』。
私自身、インテリアコーディネーターという職能の創出やオープンキッチンの概念を提案する中で、発信し続けることの重要性がわかりました。
一度の発言で人を動かすことはできません。一度ダメでも何度も繰り返す。
発信し続け熟成することで実となるものです。
2つ目は『女性の視点を持つこと』。
女性だから気づくポイントを追求していくことが大切です。
男性と正面から争うのではなく、男性が気づいていないニッチな領域でブレイクスルーするという考え方に立ち、女性の視点や目線を持って攻めていくことが必要です。
3つ目は『自身のキャリアのコンセプトを持つこと』。
女性は社会的意義がある、社会還元型の仕事で特に力を発揮します。
仕事に対し、社会的意義を持たせるためのコンセプトは非常に大事ですし、生活者の目線に立つことも大切な意識です。」
今回のセミナーでは、海外の方も多く参加されており、女性の幹部育成に関する事や女性の活躍するポイントについての質問も多く挙がりました。
海外でも女性の幹部育成や女性の活躍推進は課題となっており、非常に高い関心が寄せられていました。
JADには女性の役員(理事・監事)が3名おり常に積極的な提言を頂いており、JADの活動においても女性活躍推進を重要なポイントの1つとしています。
これからはまさしく女性の視点が求められる社会となります。その中で活躍する女性がますます増えていくようJADも支援して参ります。